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打縁琴(タヨングム)

朝鮮に古くから伝わる4種の打楽器、チン(鉦)、ケンガリ(小鉦)、チャンゴ(杖鼓)、プク(鼓)で構成される韓国の民族音楽サムルノリを、「打縁琴」(タヨングム)による演奏でお楽しみください。朝鮮半島に伝わる大地のリズムが、別所の地に響き渡ります。

打縁琴(タヨングム)

 韓国の伝統音楽会の名人に師事した演奏者たちで構成された「サムルノリ」アンサンブル。東京を拠点として国内外で演奏活動を活発に行っています。

出演
李昌燮 / イ・チャンソプ / LEE ChangSeop …ケンガリ、チャング
趙基哲 / ヂョウ・ギチョル / CHO KeeChul …プク、ジン、ソゴ
権美樹 / クォン・ミス / KWON MiSoo …チャング

このしたやみ✕道成寺『近代能楽集』より

撮影:西岡真一

作:三島由紀夫 『近代能楽集』より

演出:山口浩章

出演:二口大学、広田ゆうみ

 

能楽として知られる『道成寺』を三島由紀夫が現代劇として構成した作品をリーディング形式でお届けします。想い人のために自らの顔を焼きつくそうとする清子の情念と美学の物語を、中秋の名月と独鈷山を借景にお楽しみください。

 

あらすじ

古道具屋で骨董家具の競売が行われている。商品として出されたのは、巨大な洋風衣裳箪笥。客が次々と高額で入札しているところへ、踊り子と称する美しい娘・清子がやって来て、その箪笥は3000円の値打ちしかないと言い放つ。清子はこの箪笥の出所を暴露する。かつてこの箪笥は、資産家・桜山家の夫人が若い愛人・安をかくまうために使っていたこと。やがて安は銃殺され、箪笥は血まみれになったこと。青年・安は清子の恋人でもあった。彼女はこの箪笥を手に入れるためにやってきたのだ。その箪笥の中で恋人を思いながら、愛されなかった自分の若い美しい顔が醜く変貌することを願っているのだという。しかし主人は50000円以下では箪笥を売ろうとしない。すると清子は箪笥の中へ入って鍵をかけてしまった。清子は手に硫酸の小瓶を持っていた…。(「近代能楽集」ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典より一部引用)

 

このしたやみ

2007年に演出の山口浩章と、俳優の二口大学、広田ゆうみの三人で作品創りに取り組んだのをきっかけに結成された、京都を拠点に活動する演劇ユニット。「このしたやみ」というのは季語で、初夏の木の下に出来るしっとりとした影のこと。はっきり確認したり説明したりできないが、確かにあると感じられるものを表現していこうと劇団の名前にしました。京都での演劇作品創作、発表の他、三重、鳥取、金沢など、また2011年には韓国春川市、2015年にはロシア、サンクト・ペテルブルクの国際演劇祭に招聘されるなど、国内外での公演も行っている。上田市での上演は初めて。

 

 

演出家・出演者プロフィール

 

◆山口浩章(やまぐちひろあき)
演出家。舞台芸術財団演劇人会議会員。1973年生まれ。立命館大学在学中に学生劇団西一風で演劇をはじめる。2004年より、演出家としての活動を専門的に行い、07年より二口大学、広田ゆうみ両名との「このしたやみ」を創作の基盤として活動している。11年、大阪大学大学院文学部文化表現論演劇学研究室で修士号を取得。また、11年に利賀演劇人コンクールにおいて『紙風船』で優秀演劇人賞を受賞。13年よりロシア、サンクトペテルブルク国立舞台芸術アカデミーに留学し、15年帰国。

 

 

◆二口大学(ふたくちだいがく)
俳優。1968年生まれ。京都市在住。舞台活動の傍らワークショップも数多く行い、近年は朗読、落語にも取り組む。演劇ユニット昼ノ月『顔を見ないと忘れる』(作・演出鈴江俊郎)で第10回関西現代演劇俳優賞受賞。京都役者落語の会メンバー。龍谷大学国際文化学部芸術メディアコース非常勤講師、同志社大学学生支援プログラム講師、京都若者サポートステーション就労支援事業講師。

 

 

◆広田ゆうみ(ひろたゆうみ)
俳優。2006年までユニット〈小さなもうひとつの場所〉にて別役実作品を多数上演。〈広田ゆうみ朗読の会〉として朗読公演も行っている。 ほか最近の出演作に、マレビトの会『血の婚礼』(松田正隆演出)、京都芸術センター10周年記念式典 演劇『式典』(三浦基演出)など。 同志社大学学生支援プログラム講師、京都若者サポートステーション就労支援事業講師等。朗読劇サークル「読書会」ナビゲーター。ワークショップデザイナー(大阪大学第一期)。

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